医療費支援を募るクラウドファンディング的システム、米病院が導入

2016年2月2日 11:22

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米ペンシルバニア州ハリスバーグにある病院で、患者の債務を減らすためクラウドファンディングサービスの提供が行われているそうだ。日本でも国内では難しい手術において、募金で資金を募ることが行われている。それを小規模にした仕組みをクラウドファンディングを使って提供できるようにしている模様。このクラウドファンディングサービスは金融会社と提携しており、医療情報や個人情報の扱いはHIPAAに準拠しているという(COMPUTERWORLDPinnacleHealth HOPESlashdot)。

 病院主催のクラウドファンディングサイトにログインすると専用のWebページが提供され、ここから資金援助依頼や、お見舞いカード、花などの提供依頼といった要望を伝えることができるという。パブリックに設定しておくと誰でもアクセスできるため、見ず知らずの人に対しても支援を求めることが可能。

 米国の医療業界では未払い医療費が不良債権化しており、その金額は400億ドルにも及ぶ。サービスの提供会社はこの負担を減らしたいと考えているようだ。

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