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日本人は勉強好きなのか? 2016年度新年の目標アンケート、最多は「勉強」
オンライン動画学習サービス「schoo WEB-campus」が会員528人に2016年の目標についてアンケートを実施したところ、ウェブ・IT関連の勉強や資格の勉強、英会話が上位を占めたという。[写真拡大]
2016年、また新しい年が始まったが、この時期に毎年自分なりの目標を立てる人は老若男女問わず多いだろう。日本では小学校の書初めに代表されるように、新年に目標を立てることが習慣化しているようにも感じられるが、それでもやはり新鮮な気持ちが持てる年始は、目標を立てたくなる時期だ。
そんな中、オンライン動画の学習サービス「schoo WEB-campus」を運営するスクーが新年の目標について同社サービスの会員528人にアンケート調査を実施したところ、年始に始めてみたいことの上位4つはすべて「勉強」だということがわかった。
まず、調査では最初に「新年に新しいことを始めたいか」という質問を設定したが、これに対しては90%以上が「そう思う」と回答している。
次いで「具体的にどのようなことをしてみたいか」との問いについて質問したところ、41.3%がWeb/IT関連(デザイン系)、40.0%が同じくWeb/IT関連の(プログラミング系)の勉強、そして39.2%が資格の勉強、38.4%が英会話と回答しているのである。
これだけ勉強を目標としている人が多いのは、現代人が先行き不安な社会状況の中、「何か仕事につながるものを」と焦る気持ちを抱いている証拠であろう。
他にはダイエットや禁煙・禁酒、運動が挙げられている。将来のために勉強、そして同じく将来の健康のために運動・ダイエットをする日本人。それだけ「より良い生活」への意識が高いと言えるのだろうが、別の見方をすれば、レベルの高い生活以外、人生に何を求めているのかがよくわからない結果でもある。
さて、これだけストイックに学びたいと思う真面目な日本人だが、その目標を達成するには何が必要だと考えているのだろうか。調査結果によれば、「仕事のスキルアップ」「語学の上達」「資格取得」の目標達成に必要だと思うことのツートップは「続けようという意志」、「時間」だ。
つまり強い意志と努力にかける時間が大切、ということだ。しかし、この大事な2点は実際のところ、日本人のビジネスマンが一番維持しにくいものであることに気付く。この国では残業などの労働拘束時間が長いからだ。
長時間労働の後についてくるものは時間・睡眠不足と体調不良、ストレス過多である。これではせっかくの目標も台無しである。まず、社会人は勉強を目標にするより、「今年こそは残業を徹底的に減らす!」という目下の課題を解決する方が先かもしれない。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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