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富士フイルム子会社、台湾に先端半導体材料生産新工場
富士フイルムの半導体材料の製造・販売子会社である富士フイルム エレクトロニクスマテリアルズ(FFEM)は19日、台湾での現地生産体制を拡充するため、台南市に先端半導体材料を生産する新工場を建設すると発表した。新工場は8月から稼働計画で、現像液の生産から開始する。
台湾には世界的に高い生産シェアを誇る半導体の受託製造メーカーなどが集積しており、今後も半導体製造の大集積地として成長することが予想されている。FFEMは2010年に台湾に進出していた。
今回、FFEMは、多くの顧客の工場が集まる台南市の工業団地内に、先端半導体材料を生産する台湾第三工場を建設する。顧客に近い立地を活かして、顧客サポート力の強化とサプライチェーンの短縮化を図るという。また、生産拠点を複数にすることによりリスク分散体制を構築し、災害時などでも顧客に対して先端半導体材料を安定的に供給できるようにした。今後も台湾で拡大する先端半導体材料の需要に応えていく方針。
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