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高浜原発3号機、核燃料装荷作業始まる
記事提供元:エコノミックニュース
関西電力は25日午後4時から福井県の高浜原発3号機への核燃料装荷作業を始めた。約5日で終了する。計画では、その後、原子炉容器組み立てに9日、原子炉格納容器全体漏えい率検査に8日、非常用ディーゼル発電検査に数日、1次冷却材系統漏えい検査に4日、起動前弁点検(1日)のあと起動試験を8日、その後調整運転に入り、来年1月下旬から再稼働する。
これは福井地裁が24日に再稼働を認める決定をしたことを受けてのものだが、関電は起動が1日遅れると経済的損失は約6億円として早期の再稼働を目指してきたこともあり、利益優先との批判もある。
隣接する滋賀県の三日月大造知事は安全性について「再稼働を容認する環境にない。滋賀県は琵琶湖(近畿の水がめ)を預かっており、実効性ある多重防御態勢の構築が必要不可欠だが進んでいない」と現行では安全性は不十分との姿勢だ。
福井地裁の林潤裁判長は耐震について「補強工事などで相当な余裕がある」。使用済み燃料プールについても「安全性が確保されている」。津波に対しても「文献、堆積物調査に基づく想定で、不合理といえない」などとして、今年4月に当時の樋口英明裁判長が下した判断と真逆の判断をした。(編集担当:森高龍二)
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