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10月の現金給与総額は前年比0.7%増 4カ月連続増加 実質も0.4%増加
現金給与総額の推移を示す図。10月は速報値(厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに編集部で作成)[写真拡大]
厚生労働省が4日発表した10月の毎月勤労統計調査(5人以上の事業所、速報)によると、1人当たり現金給与総額(賃金)は前年同月比0.7%増の26万6309円となった。前年比プラスは4カ月連続である。残業代などの所定外給与のほか、賞与などが増えたことが要因。物価変動分を除いた実質賃金も同0.4%増加した。
現金給与総額のうち、基本給などの所定内給与は23万9640円で、同0.1%増加した。また、残業代などの所定外給与も、1万9859円で同1.2%増加した。賞与など特別に支払われた給与は同23.9%増の6810円となった。
1人当たり労働時間は、144.6時間で同2.8%減少した。残業などの所定外労働時間も11.1時間で同0.8%減少した。ただ、製造業の所定外労働時間は16.3時間で、同1.2%増加した。
雇用形態では、常用雇用が2.2%、一般労働者が1.7%、パートタイム労働者が3.4%それぞれ増加した。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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