急落相場買いはロボットのごとく淡々と=犬丸正寛の相場格言

2015年10月19日 07:08

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

小幅安ていどの相場なら押し目買いは比較的迷うことなくできるものだが、日経平均が1000円近くも下げるような急落相場では、買いのチャンスと思ってはいても怖くなって手が出せなくなるものだ。

小幅安ていどの相場なら押し目買いは比較的迷うことなくできるものだが、日経平均が1000円近くも下げるような急落相場では、買いのチャンスと思ってはいても怖くなって手が出せなくなるものだ。[写真拡大]

■急落相場買いはロボットのごとく淡々と

 小幅安ていどの相場なら押し目買いは比較的迷うことなくできるものだが、日経平均が1000円近くも下げるような急落相場では、買いのチャンスと思ってはいても怖くなって手が出せなくなるものだ。人は常識的と思われる水準を破るような厳しい状況となれば理性よりも恐怖心が上回る心理状態となるためだ。

 この点、恐怖心のないロボットによるコンピューター売買では急落で買って大きい成果を上げているということだ。われわれは、ロボットのように生きたいとは思わないが、数年に1度あるかないかの急落相場ではロボットだけにいい思いはさせるのではなく、この時だけはロボットのように淡々と突っ込みを買って儲け、ロボットでは味わえい人間らしい生活をエンジョイしたいものである。もちろん、高値圏での熱狂的な相場でもできるだけ淡々とした気持ちを持ちたいものである。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

【関連記事・情報】
【どう見るこの相場】日経平均のNYダウに対する強さは戻るか(2015/09/29)
【特集】人材サービス・改正労働者派遣法関連(2015/09/28)
【小倉正男の経済羅針盤】GDP600兆円、後から中身は付いてくるか(2015/09/28)
人生では己が主役でも相場では主役にあらず=犬丸正寛の相場格言(2015/09/26)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事