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子どもの習い事、「空手」「そろばん」が人気に
子どもが大きくなってくると、気になるのが「他人の習い事事情」。[写真拡大]
子どもが大きくなってくると、気になるのが「他人の習い事事情」。リクルートが全国の母親(子に習い事をさせている女性)約900人を対象に「今、習っている習い事ランキング2015」調査を実施したところ、1位が「水泳」で43.7%、2位が「英語・英会話」(27.4%)で、昨年と同じだった。3位は「ピアノ」20.9%、4位は「体操」15.5%となっている。
調査は今年8月、マクロミルのモニターを利用し、習い事をしている子どもを持つ全国の女性に対してウェブアンケートで実施。有効回答数は927人だった(未就学児の母:309人、小学生低学年の母:309人、小学生高学年の母:309人)。
上位の顔ぶれは、未就学児、小学校低学年、高学年と全年齢層で14年と大きく変わらず、「水泳」「英語・英会話」人気は根強い。特に「水泳」は全体の約4割以上が習っており、15年は全ての世代で1位となった。
一方で、トップ10をみると、時代の流行もかいま見える。今年は、昨年12位だった「空手」(9位)がランクを上げ、10位圏内へ。全国展開しているスポーツジムのプログラムに取り入れられ、通いやすさが影響した可能性もあるという。日本空手協会によると、空手を習っている人口は前年より3~5%アップしたそうだ。
昔ながらの「そろばん」(4.2%)も、昨年の11位から、今年はトップ10入りを果たした。小学校低学年から習うことで、集中力や競争力などの向上が期待できるという。
母親らに「今後、習わせたい習い事」を尋ねた結果では、「英語・英会話」が、前年に引き続き全体のトップ。2人に1人は習わせたいと考えている一方、「テニス」も、錦織圭選手の世界的な活躍や、松岡修造さんの「熱血指導」がたびたびメディアで取り上げられた影響か、昨年の11位から10位へランクアップ。特に小学生高学年では 7位に急浮上した。高学年では「パソコン関連(プログラミングなど)」が、前年よりやや順位を下げるも、8位にランクイン。子ども向けに教える事業者が増加傾向で、今後も習わせたいというニーズが高まっていく可能性がある。これからも時代によって「流行」は変わっていくのだろう。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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