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北海道の標高が高い山ではすでに紅葉の色づきが始まった しかし東~西日本では見頃は平年より遅めに
今年の夏は暑かったが、暑い期間は短かったようだ。すでに、秋の訪れの気配が漂ってきている。今年の紅葉はどうなのだろうか。ウェザーニューズ<4825>は、2015年の紅葉見頃予想および紅葉の名所750カ所の見頃予想日を発表した。それによると、北海道の標高が高い山では今年もすでに色づきが始まっており、その他の地域の標高の高い山では平年通りに見頃となる見込みだという。
東~西日本の平野部では11月が平年より気温が高めになるため、見頃は平年より遅くなりそうだという。北海道の大雪山旭岳ではすでに見頃となっており、シルバーウィークも紅葉狩りを楽しむことが出来るとしている。人気スポットの山形蔵王(山形県)は10月2日頃から、上高地(長野県)は10月11日頃から、宮島(広島県)は11月15日頃から見頃を迎えそうだ。
紅葉が色づく時期と気温は深く関係しており、秋の気温が低いほど見頃は早まり、高いほど遅くなる。今年は8月後半以降、太平洋高気圧の張り出しが弱まり、全国的に平年より気温が低くなった。この時期の低温の影響で北海道の大雪山旭岳や富山県の立山ではすでに色づきが始まり、大雪山旭岳では先週末に平年より早い見頃を迎えた。
北日本の平野部や東~西日本の山沿いでは10月にかけて気温は平年並で、見頃も平年並となる予想。東~西日本の平野部や九州の山沿いは11月の寒気の流れ込みが弱く、気温が平年より高めとなるので、見頃は平年より遅くなる可能性があるとしている。
また、木々が色づく時期に、朝晩の冷え込みが強く、十分な日照があると、紅葉をもたらす色素の生成が盛んになり、鮮やかな紅葉になる。葉が破れたりせず良い形を保っているほど、紅葉は美しく見える。今秋は全国的に天気が周期変化し、鮮やかに紅葉するために必要な十分な日照と朝晩の冷え込みが期待できるという。ただ、東北や東?西日本では今後、紅葉シーズンに向けて強い雨風の日も予想されるため、地域によっては葉へのダメージが心配されるとしている。(編集担当:慶尾六郎)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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