三菱商事、インドの肥料製造・販売最大手と農薬販売の合弁設立

2015年8月27日 15:44

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 三菱商事は27日、インドのインディアン・ファーマーズ・ファーティライザー・クーペレーティブ・リミテッド(Indian Farmers Fertiliser Cooperative Limited:IFFCO)と合弁会社を設立し、インド国内の農薬販売事業に参入すると発表した。

 IFFCO社はインド最大手の肥料製造・販売会社。傘下の農協組織を通じて、インド全土に販売網を有し、農家が必要とする高品質な肥料を提供することで、国内で強いブランド力を持つ。

 新会社の名称は「IFFCO-MC Crop Science Private Limited(IFFCO-MC社)」で、出資比率はIFFCO社51%、三菱商事49%となる。IFFCO-MC社はこのIFFCO社の持つ販売網とブランドを活用し、10月から除草剤・殺虫剤・殺菌剤を中心とした農薬の販売を行う。

 三菱商事とIFFCO社は、これまで長期にわたって取引関係にあったことから、共同で新会社IFFCO-MC社を設立することになったという。

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