日立産機システム、ミャンマーに変圧器製造の合弁会社を設立

2015年7月8日 15:59

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日立産機システムはミャンマーの大手送配電機器メーカー「Soe Electric & Machinery Co., Ltd.」(SEM社)と、変圧器の製造を行う合弁会社を設立する。写真は、SEM社のヤンゴン工場(日立産機システムの発表資料より)

日立産機システムはミャンマーの大手送配電機器メーカー「Soe Electric & Machinery Co., Ltd.」(SEM社)と、変圧器の製造を行う合弁会社を設立する。写真は、SEM社のヤンゴン工場(日立産機システムの発表資料より)[写真拡大]

 日立産機システムは7日、ミャンマーの大手送配電機器メーカー「Soe Electric & Machinery Co., Ltd.」(SEM社)と共同で、変圧器の製造を行う「Hitachi Soe Electric & Machinery Co., Ltd.」(日立SEM社)を設立すると発表した。2016年3月までに営業を開始する予定。

 日立SEM社の本社はヤンゴン市に置く。資本金は4,500万ドル(約55億円)で、出資比率は日立グループが51%、SEM社が49%。事業は、SEM社の変圧器事業を引き継ぎ、電力・配電用変圧器などの設計、製造、販売、据付、保守を行うとしている。従業員数は約400名(設立時)。

 日立産機システムは、2012年からSEM社との間で、電気を通すコイルが巻かれた鉄心部にアモルファス合金を使ったアモルファス変圧器に関する技術提携を結んでいるが、さらなる関係強化のため、今回の決定に至ったという。

 同社では、新会社の設立により、事業強化のほか、ASEAN各国への輸出事業の展開を進めるという。また、現在は海外製品が多く輸入されている変圧器製品のミャンマーでの国産化率向上を目指すという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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