今年は夏休みよりも「シルバーウィーク」に旅行する人が増加! 国内の人気エリア、1位は?

2015年7月5日 18:49

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記事提供元:エコノミックニュース

日本旅行業協会が、会員会社381社の社員(営業・企画・カウンターなどの担当)453人を対象に調査したところ、今年はお盆休みの8月よりも、日並びが良いシルバーウィークのある9月に旅行需要がシフトする傾向にあると分かった

日本旅行業協会が、会員会社381社の社員(営業・企画・カウンターなどの担当)453人を対象に調査したところ、今年はお盆休みの8月よりも、日並びが良いシルバーウィークのある9月に旅行需要がシフトする傾向にあると分かった[写真拡大]

 今年(2015年)の9月は、19日(土)から、祝日を合わせて23日までの「5連休」。さらにその後、2日間の平日を有給休暇などで休めば、9月27日(日)まで最大「9連休」のシルバーウィークだ。これほど大型のシルバーウィークが次に訪れるのは、11年後の2026年になるとの見込みもあり、今年は秋季の旅行が増えそうだ。

 日本旅行業協会が、会員会社381社の社員(営業・企画・カウンターなどの担当)453人を対象に調査したところ、今年はお盆休みの8月よりも、日並びが良いシルバーウィークのある9月に旅行需要がシフトする傾向にあると分かった。

 旅行需要(人員ベース)を月別でみると、海外旅行は、7月が前年比92.3%、8月が同84.1%だったのに対し、9月は同131.5%と、シルバーウィーク効果が大きい。一方で、円高や北陸新幹線の開業が関係しているのか、海外旅行よりも国内旅行のニーズが増えている。会員企業によると、国内旅行は「全方面で好調」で、7月は前年比102.8%、8月は103.3%、9月は152.5%と、海外よりも増加幅が大きい。

 国内旅行の人気ランキングは、トップが「北海道」。動物園や自然体験などさまざまなニーズに応えられ、夏でも涼しいため、三世代での旅行が増えているという。2位は「沖縄」。小さな子どもがいるファミリー層を中心に、滞在型の沖縄リゾートが人気だ。3位は「東京(東京ディスニーリゾートを含む)」。東京ディズニーランドやディズニーシー、東京スカイツリーなどの人気が継続している。

 4位は「大阪」で、妖怪ウォッチやハリーッポッターの影響が大きい「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが“大人気”という。京阪神への旅行は、7月が前年比119.7%、8月が111%、9月が134.1%と堅調。USJ以外にも、高野山の開山1200年や、修理が完了した姫路城など話題が豊富なため、訪れたいという人が増えている。

 ちなみに夏季旅行の国内人気5位は「北陸」で、昨年の13位から大きくジャンプアップした。北陸新幹線を使うツアーが、金沢を中心に人気を集めている。北陸だけではなく、軽井沢など信州方面も人気が上昇しているようだ。(編集担当:北条かや)

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