【今日の言葉】介護高齢者難民の心配

2015年6月5日 15:03

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 『介護高齢者難民の心配』=昨年、「消滅自治体」の衝撃レポートを出した日本創生会議(増田寛也座長)が、今度は「東京圏高齢化危機回避戦略」の提言レポートを発表した。

 東京都のほか3県(神奈川、千葉、埼玉)で今後、高齢者が増加し介護施設不足が顕著となり高齢者の要介護難民が発生する心配が強まっている。このため、同レポートでは北海道から九州沖縄までの高齢者受け入れ可能都市をリストアップし高齢者の「地方移住を提言」している。

 たとえば、北海では室蘭、函館、東北では弘前、秋田、中部では富山、福井、近畿では福知山、中国では岡山、宇部、四国では坂出、高知、九州では大牟田、鳥栖、宮古島など。とくに、四国候補地が多いのが目立っている。

 東京圏を離れたくないという高齢者は多いと思われるが、受け入れ施設不足では希望通りは難しい。「昭和30年代の地方から都会へという動きの逆流現象とみることもできるだろう」との見方も。

 介護施設を全国展開しているツクイ <2398> あたりがマーケットで注目されそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【村山貢司の気象&経済歳時記】子育て支援に思う(2015/05/08)
【編集長の視点】オープンハウスは業績再上方修正、再増配、株式分割を買い直して急反発(2015/05/20)
【話題】ニュース証券:ベトナム市場、成長期待の注目企業を紹介(2015/05/18)
【季節の一枚】あしかがフラワーパークの大藤(2015/05/17)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事