双日、シンガポールでの日本食レストラン街開発などの事業を受託

2015年4月30日 16:08

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事業スキーム図 (双日の発表資料より)

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 双日は30日、日系中小外食企業のシンガポール進出への支援を行うジャパンフードタウン事業のプロジェクトマネジメント支援と施設の運営業務を担当すると発表した。

 この事業は、一般社団法人日本外食ベンチャー海外展開推進協会(JAOF)と同社を含むサポーター企業の出資からなるJAOFインベストメント、そして日本政府が掲げるクールジャパン戦略の一環として設立された海外需要開拓支援機構の2社が設立するジャパンフードタウンディベロップメント(JFTD)が事業主体となって取り組む。

 JFTDは、シンガポール伊勢丹オーチャード店内にジャパンフードタウン(Japan Food Town:仮称)を2015年末にオープンし、日本の食文化を世界に広めるためのモデルケースとして、初年度売上30~40億円を目指す。

 双日は、同事業におけるプロジェクトの進捗管理、施設作りに関する各種交渉や統括、販売促進協力などを始めとする施設開業までのプロジェクトマネジメント支援および開業後の施設の運営業務を担う。

 今後の戦略として、国内外の商業施設の投資・運営事業と共に、ASEAN域内に日本食などのブランド商材のプロモーション・販売・物流事業、旅行サービス事業などを組み合わせた機能型プラットフォーム事業を展開し、ASEAN域内におけるクールジャパン戦略を後押しするとともに、日本へのインバウンド需要を喚起する。

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