オムロン、スマホ向け液晶バックライト事業強化 100億円投資

2015年4月17日 09:40

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 オムロンは16日、スマートフォン向け市場に対する中小型液晶用バックライト事業の強化を目的に、今後2年間にわたり、100億円規模の投資を行うことを決定したと発表した。今回の投資は、バックライトユニットの開発・生産能力を高めるための技術人材の投入や高精度な金型の設計・製造、自動化生産体制の強化などを主な対象としている。

 具体的には、バックライト事業を担うオムロンプレシジョンテクノロジー(OPT)にグループ全社から50人規模の技術人材を投入し、研究開発と量産化および高度化の基盤となる金型の設計・製造体制の強化、自動化生産の加速に取り組む。

 また、新たに静岡県三島市に三島事業所を開所し、夏以降からハイスペック領域のスマートフォン向けバックライトの金型製造工場として稼働させ、今後の需要の増加に対応する。三島事業所の稼働により、15年度内に金型の製造能力を拡充し、設計から製造までのリードタイムを大幅に短縮する予定。

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