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イオンの最終利益7.7%減。1位セブンとの差拡大
どうにか業界2位を維持したものの、1位との差がさらに開く結果となってしまった。「業界」とは総合小売業界のことであり、そして2位の企業とはイオン<8267>であり、1位の企業とはセブン&アイ・ホールディングス<3382>のことだ。9日、イオンが2015年2月期の連結決算を発表。それによれば、最終利益は前年同期比7.7%ダウンの420億円であり、イオンとしては3月23日に発表した業績修正において350億円まで下がるとの見通しを立てていたが、蓋を開けてみると350億円を上回り400億円を維持することができたものの、総合小売業界1位のセブン&アイ・ホールディングスとの差はますます拡がることとなってしまった。
イオンが発表した15年2月期連結決算は、売上高にあたる営業収益が前年同期比10%アップの7兆785億円、営業利益が前年同期比17.5%ダウンの1413億円であり、増収増益という結果であった。これに対してセブン&アイ・ホールディングスが2日に発表した15年2月期連結決算は、営業収益が前年同期比7.2%アップの6兆389億円、営業利益は前年同期比1.1%アップの3433億円と、営業収益、営業利益ともに過去最高を更新することとなった。そして最終利益は前年同期比1.5%ダウンの1729億円と5期ぶりの減益であったものの、イオンの最終利益と比べるとその差は1309億円と前年同期よりも拡大することとなった。
営業収益、営業利益ともに過去最高を更新するという、セブン&アイ・ホールディングスの好調さを支えたのは、コンビニエンスストア事業における「セブンカフェ」や「セブンカフェ ドーナツ」の好調さや、1602店舗という過去最高となる新規出店攻勢、さらには通信販売事業の新規連結などであり、総合小売業界だけでなくコンビニエンスストア業界においても首位を独走している。
一方、イオンは大型スーパー、食品スーパー・小型スーパーなどで業績が伸び悩み、このうち大型スーパーは16億円の赤字に転じている。また16年2月期についても、営業収益が前年同期比13%アップの8兆円、営業利益が前年同期比23.8%アップの1750億円、最終利益が前年同期比1%アップの425億円と微増を予想している。
「セブン&アイ・ホールディングス」「イオン」の2強時代とは言われているものの、その差は着実に開きつつある。しばらくはセブン&アイ・ホールディングスの一人勝ち状態が続きそうな気配だ。(編集担当:滝川幸平)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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