GWの人気エリアトップ3は台湾、グアム、韓国 ベトナムも人気急上昇

2015年4月4日 17:56

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記事提供元:エコノミックニュース

 今年のGWの海外旅行先は、台湾、グアム、韓国が人気トップ3となった。楽天<4755>は30日、旅行予約サービス「楽天トラベル」( http://travel.rakuten.co.jp/ )におけるゴールデンウィーク(GW)の海外旅行予約状況について発表した。

 それによると、今年のGWにおける海外旅行の動向は、燃油価格の下落、日並びの良さを背景に前年同期比6.6%増という結果となった。人気エリア(楽天トラベルにおいて宿泊予約数が多かった国)は1位が台湾、2位がグアム、3位が韓国となった。また、ベトナムが同160.0%増と大きく伸ばした。ベトナムは、直行便が増えたことに加え、日本人に人気の世界遺産が数多くあることが、予約数の増加の要因だと考えられます。また、東アジア圏の香港、台湾、中国といった近場の海外渡航先の人気が全体の需要を押し上げた。

 ベトナムは、近年の経済発展に伴う同国内における交通の利便性向上や治安の安定などにより、日本人観光客にとって人気の渡航先となっています。今年のGW期間の宿泊予約数では、2014年に日本からの直行便の本数が増えたことや、世界遺産への人気などを背景に、前年同期比で160.0%増と大きく伸ばした。

 日本人観光客の世界遺産への関心が高まっていることから、1999年に世界遺産に指定されたベトナムの都市ホイアン、および近郊都市のダナンへの渡航者が増えている。ダナンは、外資の高級ホテルチェーンなどが進出しており、今後ますます人気が高まると予想されている。

 同国は、フランスと中国の占領下となっていた歴史を持ち、両国の食文化に影響を受けたベトナム料理は、世界で最も美味しい料理とも言われている。また、古くから残る街並みやフランス統治時代の旧市街など、様々な顔を持つ魅力的な国として知られている。さらに、比較的安価に贅沢ができる高級リゾート地も人気だという。

 これに対し、近場の人気エリアである香港は、2014年に日本からの直行便を大幅に増便した影響もあり、69.7%の伸びを示した。燃油価格の下落により、LCCを含む各路線の渡航費が安くなったことで、より身近な渡航先となり、ますます人気となっている。近年の傾向として、食べ歩き、マッサージ、占いなどを目的にした、若い女性の旅行(女子旅)の需要が高まっているという。

 人気トップの台湾は、羽田空港から台北都心に近い松山空港への直行便が増え、さらに週75便のLCCが日本から台湾各地に飛んでいるため、これまで以上に“安・近・短”で楽しめる海外渡航先となっている。比較的手頃な価格で泊まれるホテルや、女性の一人旅でも安心して遊べる治安の良さが多くの日本人観光客が訪れる理由となっている。食べ歩き、マッサージ、夜市、「九?日帰りの観光」を2泊3日の週末プチ贅沢旅行で楽しめる渡航先として人気を集めている。

 国別の人泊数ランキングの4位以下は、4位がホノルル(オアフ島)、5位がタイとなっている。(編集担当:慶尾六郎)

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