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今年のゴールデンウィークは5連休、海外旅行は前年比6.6%プラス
新年度が始まって間もないが、すでにゴールデンウィークの予定を立て始めている人もいるだろう。今年は5月2日(土)~5月6(水)までが5連休。長期休みとなるため、海外へ行く人も増えるようだ[写真拡大]
新年度が始まって間もないが、すでにゴールデンウィークの予定を立て始めている人もいるだろう。今年は5月2日(土)~5月6(水)までが5連休。長期休みとなるため、海外へ行く人も増えるようだ。楽天トラベルがまとめた、2015年ゴールデンウィークの「海外旅行の動向」によると、今年のGWの海外旅行予約は、前年同期比+6.6%と大きく伸びる見込み。燃油価格の下落や日並びの良さを背景に、東アジア圏へ出かける人が目立つ。
行き先エリアで最も人気が高いのは「台湾」、次いで「グアム」、「韓国」。定番のアジア圏が根強い人気を誇っている。日本からの直行便が増えたことに加え、世界遺産の多さも要因だ。
一方で、エリア別の伸び率では「ベトナム」が前年比+160%と人気上昇。次いで「香港(+69.7%)」、「台湾(+34.8%)」、「アメリカ合衆国(+28.4%)」、「中国(+10.6%)」の順だった。伸び率1位のベトナムは経済発展に伴い、国内の交通の便や治安が改善している。安心感が高まり、日本から人気の渡航先として急浮上中だ。とりわけ、1999年に世界遺産に指定されたベトナムの都市ホイアン、および近郊都市のダナンへの渡航者が増えている。ダナンには外資の高級ホテルチェーンも進出しており、今後ますますニーズが高まるとみられる。ベトナム料理も人気だ。フランスと中国の占領下だった歴史から、ベトナム料理は両国の食文化に影響を受けている。「世界で最も美味しい料理」とも言われ、根強いファンが多い。古くから残る街並みや、フランス統治時代の旧市街など、様々な顔を持つ魅力的な国だ。
伸び率で2位だった香港も、近場の人気エリアである。2014年に日本からの直行便が大幅に増えた影響もあり、69.7%の伸びを示した。燃油価格の下落で、LCCを含む各路線の渡航費が安くなったことも人気を加熱させている。食べ歩き、マッサージ、占いなどを目的とした、若い女性の旅行=“女子旅”の需要が特に高まっている。ゴールデンウィークの予定を決めかねている人は、参考にしてはどうだろうか。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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