「買い物でパートナーの意見重要視する」女性よりも男性が顕著

2015年3月22日 23:40

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記事提供元:エコノミックニュース

 誰かと一緒にアパレル商品を買いに店に出かけて行く場合、男性は女性よりも同伴者の意見に従いやすいようである。朝日大学マーケティング研究所は10日までに以下のような調査を行った。

 「ご自身で着用する衣類や身の回りの小物をお店で選ぶ際、次の各点はどの程度、重視しますか?」の問いに対し、「同伴者の意見や評価をとても重視する」と答えた人は、男性が10.8%。女性が6.8%。「やや重視する」と答えた人は、男性が54.9%、女性が46.1%となった。これら2つを合わせると、男性の65.7%、女性の52.9%が、買い物時に相手の意見を重視していることになり、その率は男性の方が高くなっている。

 一方、「自分自身の好みをとても重視する」と答えた人は、男性が50.5%、女性が72.8%。「やや重視すると答えた人は」、男性が35.3%、女性が25.2%となった。これら2つを合わせると、男性の85.8%、女性の98.1%が、買い物時に自分の意見を重視していることになる。買い物での選択に関して、女性のほとんどが自分の意見を重要なものとして考えているようである。

 「衣類や身の回りの小物に関わらず、あなたが買い物で商品を買おうとする際、いくらくらいまでなら、配偶者など家族に相談せずあなたの一存で買うことができますか?」の問に対して、「いくらであっても、相談なしに購入できる」と答えた人は、男性で19.6%、女性で21.4%。「いくらであっても相談しないと購入できない」と答えた人は、男性で11.8%。女性で1.9%と大きくが差が開いた。家族に相談せず一存でける限度額の平均は、男性が94,902円、女性が102,269円となっている。いずれの世代でも女性よりも男性の方が金額が高い。

 買い物に関し、男性はより女性の意見に左右されやすいだけでなく、実際に消費の主導権を握っているのも女性のほうが多いようである。(編集担当:堺不二子)調査期間は、2015年2月12日(木)~2月13日(金)。調査対象は首都圏在住の30歳~69歳の既婚者で配偶者が同居している層。有効回答数は410名(うち男性204名、女性206名)。(編集担当:堺不二子)

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