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歓送迎会の費用「4000円前後」が最多 今年は「部ランチ」も流行?
3月は送別会の季節だ。幹事役となり、飲食店や二次会の会場探しに奔走している人も多いだろう。リクルートライフスタイルが運営する『ホットペッパーグルメ』の予測では、今年の送別会のピークは3月20日(金)、27日(金)となる見込み。いちばんのピークは3月27日(金)で、「駆け込み送迎会」が多くなるとみられる。「2015年歓送迎会のピーク予測」は、リクルートライフスタイルが昨年5月に行った「歓送迎会実態調査」と、『ホットペッパーグルメ』の過去予約動向をもとに、同社が発表しているもの。歓送迎会の検討開始時期を聞いたところ、2013年、2014年ともに「約2~3週間前」がピークだった。予約する時期についても、同じく「約2~3週間前」がトップだが、2位は「約1週間前」。予約については調整時間のタイムラグの影響か、検討開始時期の1~2週間後になっている。送別会は、特に急いで予約する人が多く、「約1週間前」がトップとなった。職場の上司や仲間と行く場合は、より当日に近い日程で予約をする傾向にある。
予約の際、店探しや情報取得のためにメディアを利用した人のうち、約57%がPCサイトを利用していた。昨対比でみると携帯サイトは約4%、スマホアプリが約5%と他のメディアに比べ大きく伸びている。
歓送迎会の費用は、4000円前後(3500円~4499円以下)が3分の1以上を占めた。次いで3000円前後(2500円~3499円以下)が約25%、5000円前後(4500円~5499円以下)が20%前後だった。平均単価は、昨年より約100円(4223円→4333円)増加。ビジネスパーソンたちの懐事情が少しは良くなったのか、「2次会」の開催も増える傾向にある。歓送迎会の後、2次会を実施した割合は59%で、参加した人の割合は36%だった。2次会は「当日の雰囲気で決まった」という人が70%超で、若い人ほど参加率が高い傾向にある。
リクルートライフスタイルでは今後、昼に歓送迎会を開催する「部ランチ」が流行すると予測。女性が多くなった職場や、夫の転勤に合わせた妻のママ友間の歓送迎会など、昼に宴会を開く人たちが増えている。飲食店側も、こうしたニーズを取り込もうと、「昼宴会プラン」を充実させる傾向にあるようだ。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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