【業績で見る株価】綿半HDのPER5.2倍、業績来期回復へ、上場後下値固まる

2015年3月13日 09:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 綿半ホールディングス <3199> (東2)は、昨年12月上場後の安値672円(12月24日)を下回ることなく750円前後でモミ合っている。今期は主力事業のひとつ建設事業が資材価格の高止まりなどで採算悪化となり、前期比20%近い経常減益となるが、来期以降はホームセンターの新形態店などが期待される。株価は中期的には4ケタ台をめざすものと見られる。

 同社は長野県内を地盤にホームセンターと建設業を手掛けている。ホームセンターは消費増税や昨年夏場の豪雨・台風の影響を受けて低調に推移したが、今期後半から回復基調にある。また、同社のホームセンターは今後、生鮮食品も購入できる新しい形態の店舗を増やし、生活品のまとめ買いをする地方の消費者ニーズにこたえていく方針だ。2015年中にこのホームセンターを2店舗出店する計画であり、さらに店舗数を増やしていく予定だ。

 一方、建設業は建設技能者の不足や資材価格の高止まりを受けて苦戦を強いられているが、介護事業の進出など新しい事業展開を図っていく。具体的には米国の介護事業会社と業務提携をして、全国に介護のフランチャイズ展開を計画している。また、「ららぽーと平塚立体駐車場新築工事」など大型案件も受注するなど、建設業の見通しも明るくなってきている。

 2015年3月期は昨年夏場のホームセンターの苦戦が尾を引き、売上高841億1300万円(同1.5%減)、営業利益9億7000万円(同18.8%減)、経常利益11億800万円(同19.6%減)、当期純利益12億5400万円(同30.9%増)と微減収、営業・経常減益を余儀なくされる見込みである。しかし、来期以降はホームセンター、建設業の好調が期待され、増収増益へ復帰するのではないかと見られる。

 同社は2014年12月24日に東証2部市場に新規上場したニューフェイスだが、最近では薄商い状態にある。しかし、今期予想一株当たり利益は146円63銭で、PERは5.2倍、またPBRは0.8倍と超割安に放置されている。確かに今期、営業・経常利益ともに20%近い減益となることが嫌気されているようだが、割安だろう。中期での狙い場といえる。

 上場後高値は929円(12月26日)、安値672円(12月24日)、12日終値は757円。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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