【木村隆のマーケット&銘柄観察】東海カーボンは、カーボンブラックの好調で来期も大幅増益が有力

2014年12月2日 13:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 東海カーボン <5301> が新値圏で強い動きを見せている。今2014年12月期業績が減額修正されたのを契機に長らく調整場面にあえいでいたが、その流れに変化の兆しが見えてきている。第3四半期累計決算は想定を上回る進捗となっている。ただ、保守的にみているため、今期の営業利益30億円(前期16億6500万円)は据え置かれているが、内容的には増額の可能性が大きい。今12月期の増額はそのまま来期の好業績につながる。見直し買いはまだスタートを切ったばかりだ。

 同社は、自動車タイヤなどのゴム製品用補強材のカーボンブラックが主力で国内トップのシェアを持つ。電気製鋼炉用の黒鉛電極でも世界的メーカー。ファインカーボン(特殊炭素製品)、工業用電気炉などにも展開している。

 主力のカーボンブラックは国内およびタイ市場への安価な中国製品の流入は依然続いているが、北米を中心とした景気回復を受け販売数量は増加。操業度向上やコストダウンが利益貢献したほか、5月から新たに連結したカナダのカンカーブ社の業績も寄与した。摩擦材やリチウムイオン二次電池用負極材などを扱うその他事業も、営業損益が黒字に転換している。

 このため、今12月期の第3四半期累計の決算は営業利益が前年同期比51%増の23億円を確保した。四半期別にみると今期第1四半期の6億円から、第2四半期8億円、そして第3四半期は11億円に急向上している。この勢いを引き継げば、来期の増益にも期待がかかるところ。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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