年末年始の過ごし方 今年も「旅行」が上位を占めるも「自宅中心で過ごす」が増加傾向に

2014年11月20日 17:55

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記事提供元:エコノミックニュース

 フォートラベル株式会社は17日、同社が運営する「旅行のクチコミと比較サイト フォートラベル(http://4travel.jp/)」の会員を対象にアンケート調査を実施した「2014-2015年 年末年始の過ごし方」の調査結果を発表した。それによると、年末年始の過ごし方は「海外旅行」22.3%、「国内旅行」12.6%、「帰省」18.4%となった。しかし、昨年の調査結果と比較すると、「海外旅行」「国内旅行」「帰省」は減少傾向にあり、「自宅中心で過ごす」「日帰り旅行」が増加しているという。

 年末年始の連続休暇日数の平均は8.3日で、昨年と比較して0.1日増加した。休暇日数は「9日」が圧倒的に多く35.9%、続いて「6日」(13.7%)、「5日」(9.9%)の順となった。過ごし方(予定)別の休暇日数は、「海外旅行」を伴う休暇の平均がもっとも長く9.8日。続いて「国内旅行」を伴う休暇が8.1日、「帰省」を伴う休暇が8.0日、「日帰り旅行」を伴う休暇が6.9日だった。

 年末年始(対象期間:2014年12月1日(月)? 2015年1月31日(土))に取得する連続休暇について聞いたところ、平均休暇日数は8.3日で、昨年(8.2日)より0.1日増加した。休暇日数は「9日」がもっとも多く35.9%。続いて「6日」(13.7%)となった。今年は昨年と同様、暦の並びが良く、休暇が長期化する傾向にある。休暇日数を過ごし方別にみると、もっとも長かったのは「海外旅行」を伴う休暇の9.4日。続いて「国内旅行」を伴う休暇の8.1日、「帰省」を伴う休暇の8.0日、「日帰り旅行」を伴う休暇の6.9日の順となった。休暇開始日は「12月27日(土)」が最も多く41.5%。「12月30日(火)」が16.1%だったとした。

 また、年末年始休暇の過ごし方が決まっている人は81.3%、まだ過ごし方を決めていない人は18.7%だった(2014年11月上旬現在)。予定が決まっている人の具体的な過ごし方でもっとも多かったのは「自宅中心で過ごす」の35.4%。続いて「海外旅行」(22.3%)、「帰省」(18.4%)、「国内旅行」(12.6%)となった。昨年の調査結果と比較すると、「自宅中心で過ごす」「日帰り旅行」が増加し、「海外旅行」「国内旅行」「帰省」は減少した。

 国内旅行の旅行期間は平均「4.0日」。行き先は「北海道」「長野県」「東京都」「沖縄県」が人気。また、「国内旅行」「帰省」予定者の出発日のピークは「12月31日(水)」、帰着日のピークは「1月3日(土)」だった。

 一方、海外旅行を予定している人に旅行期間を聞いたところ、平均は「7.9日」。昨年(7.8日)より0.1日増加した。旅行日数の分布は、「7日」(20.6%)がもっとも多いが、5日-10日の間で分散傾向にある。人気のエリアは「アジア」(53.5%)、「ヨーロッパ」(16.3%)、「北米」(11.0%)の順となった。昨年の調査と比較すると、「アジア」は3.0ポイント減少、「ヨーロッパ」は5.5ポイント減少した。 (編集担当:慶尾六郎)

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