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こんな小さなデバイスが紫外線や金属までもセンシング?/CEATEC
ロームが「CEATEC JAPAN 2014」で展示した、7つのセンサーとローパワーデバイスマイコンおよび無線通信技術を活用・組み合わせたデモ機、鍵の形をしたコンパクトな「ウェアラブル・キーデバイス」だ[写真拡大]
先日の「CEATEC JAPAN 2014」で、京都の半導体メーカーのロームが、加速度センサーや近接照度センサー、UVセンサーや地磁気金属探知センサーなどをはじめとする合計7つのセンサーとグループ内で保有するローパワーデバイスマイコンおよび無線通信技術を活用・組み合わせたデモ機として、鍵の形をしたコンパクトな「ウェアラブル・キーデバイス」を展示した。同社が手がける多様なセンサーをヘルスケアや介護分野などへの応用を提案するデモ機である。
センサーのデータを活用し、ヒトの活動量や建物までの測定距離、UV量測定値がタブレット上で確認できる。また、ジェスチャーコントロール機能でタブレットのロック建物ドアの鍵の開閉も可能だ。また、業界トップクラスの「超低消費電力技術」を誇るローム・グループ会社のラピスセミコンダクタの技術が投入されたことで、各種センサーの制御と通信に必要な電力も抑えられている。Bluetooth通信モジュールを搭載し、スマートフォンやタブレットPCなどと連携して情報の可視化を実現する。
カラーは5色。シンプルでなかなか可愛らしいデザイン。女性や子供でもキーリングやネックストラップなどに付けて、気軽にファッション感覚で身に付けられる。
「この展示品は、今回のキーデバイスそのものを製品化するのではなく、ロームグループが保有する技術を組み合わせることで実現可能な機能を示すための出展ものです。実際には、お客様のご要望のセンサー機能に合わせた、センサー機能製品を提供させていただきます。」と同社広報担当者。
同製品は、「CEATEC AWARD 2014」ソーシャル・イノベーション部門準グランプリを受賞した製品だ。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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