関連記事
抵抗線突破を見極め、個人は低位材料株に/ランチタイムコメント
*12:12JST 抵抗線突破を見極め、個人は低位材料株に
日経平均は大幅に続伸。203.89円高の15912.54円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えている。3日の米国市場では注目されていた9月の雇用統計で、失業率が5.9%へと低下、非農業部門雇用者数も24万8千人増と予想を上回る改善を示した。NYダウは200ドルを超える上昇となり、この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比150円高の15910円に。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、インデックスに絡んだ買いが先行した。
買い一巡後は15850円近辺でのこう着が続いていたが、前場半ば辺りから先物主導でじりじりと上げ幅を広げる展開となり、15900円を回復している。セクターでは32業種が上昇し、鉱業のみがマイナス。上昇が目立つところでは、その他金融、ゴム製品、輸送用機器、海運、電気機器、非鉄金属、機械、銀行、化学、医薬品など。東証1部の騰落銘柄では、値上がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、アステラス<4503>、ホンダ<7267>などがけん引。一方、住友不<8830>、スズキ<7269>などが冴えない。
日経平均は前引けにかけて上げ幅を広げてきており、5日、25日線レベルでの攻防となっている。下ひげを残す格好で押し目買い意欲の強さが窺えるが、同水準を明確に上放れてくるのを見極めたいところでもある。円相場はやや円高に振れて推移しているほか、香港の民主派によるデモ拡大の影響、米国内でのエボラ感染者の動向などが相場の変動要因になりかねない。日銀の金融政策決定会合のほか、IMFの世界経済見通し、FOMC議事録、ECBのドラギ総裁の講演、G20財務相・中央銀行総裁会議などが予定されており、各国の金融政策に関心が集まりやすいところでもある。
インデックスに絡んだ商いによって日経平均は強含みをみせたとしても、個別単位では手掛けづらさが意識されそうである。また、値上がり率上位では、アルファ<4760>、北川精機<6327>、宮入バルブ<6495>、クリムゾン<2776>など低位材料株や中小型が中心であり、個人主体の短期的な値幅取り狙いが中心のように映る。(村瀬智一)《FA》
スポンサードリンク

