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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キーウェアソリューションズは調整のほぼ最終局面で反発のタイミング、マイナンバー制度関連が支援材料
システム受託開発やシステムインテグレーションのキーウェアソリューションズ <3799> (東2)の株価は、第1四半期(4月~6月)の営業赤字を嫌気した8月安値533円から9月2日の646円まで一旦反発したが、足元では570円台まで水準を切り下げて戻りの鈍い展開だ。ただし8月安値圏まで下押す動きは見られず、指標面には割安感も浮上している。調整のほぼ最終局面で反発のタイミングだろう。15年から本格化するマイナンバー制度関連も支援材料だ。
システム受託開発事業(公共システム開発、ネットワークシステム開発)、経営とITの総合コンサルティング事業(システムインテグレーション、ITサービス、サポートサービス)、その他事業(機器販売など)を展開している。
主要顧客は、筆頭株主であるNEC <6701> グループ向けが約4割を占め、NTT <9432> グループ、JR東日本 <9020> グループ、三菱商事 <8058> グループ、日本ヒューレット・パッカードなどが続いている。NECと連携して医療分野や流通・サービス業分野へ事業領域を広げ、ERP(統合業務パッケージ)関連やセキュリティ関連も強化している。
今期(15年3月期)の連結業績見通しは前回予想(5月14日公表)を据え置いて売上高が前期比4.7%増の180億円、営業利益は非開示、経常利益が同36.2%増の5億円、純利益が同70.8%増の4億10百万円、配当予想が前期と同額の年間10円(期末一括)としている。
第1四半期(4月~6月)は、前期受注の低採算案件や一部不採算プロジェクトの影響で前年同期比8.8%減収となり、営業利益、経常利益、純利益とも赤字に転落したが、受注高は同7.7%増の40億14百万円と好調に推移している。通期ベースでは増収効果などで挽回が期待されるだろう。
中期的には、15年から本格化するマイナンバー制度(社会保障・税番号制度)導入関連のシステム投資、20年東京夏季五輪に向けたインフラ投資などで受注拡大が予想され、収益は改善基調だろう。
株価の動きを見ると、第1四半期の営業赤字を嫌気して700円近辺のモミ合い展開から8月安値533円まで急落した。その後9月2日の646円まで一旦反発したが、足元では570円台まで水準を切り下げて戻りの鈍い展開となっている。ただし8月安値圏まで下押す動きは見られない。調整のほぼ最終局面だろう。
9月24日の終値576円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円43銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.7%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS705円93銭で算出)は0.8倍近辺である。
週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形になった。ただし5月安値503円、8月安値533円が下値支持線の形だ。指標面には割安感も浮上している。調整のほぼ最終局面で反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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