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海外ウエディング、「ハワイ」が初の6割超え、「親孝行もできる」と人気
ハワイで結婚式を挙げるカップルが増えている。リクルートブライダル総研が、昨年1年間に海外挙式を行った夫婦468組を調査したところ、挙式の実施エリアは1位「ハワイ」(63.7%)、2位「グアム」(17.9%)、3位「ヨーロッパ」(9.2%)だった。ハワイでの実施率は昨年より10.7ポイント増加し、調査開始以来、初めて6割を超えた。リゾート地としては定番のハワイだが、なぜ今になってこれほど人気を集めるのか。鍵は「親孝行」にありそうだ。
調査は、昨年結婚した首都圏、東海、関西の『ゼクシィ』読者のうち、海外で挙式を行った人1255名を対象に郵送法で実施。468件の回答があった。調査票の記入は妻に依頼した。結婚時の平均年齢は、妻が30.2歳、夫が31.7歳。
海外挙式を選んだ理由は、1位が「堅苦しい結婚式をしたくなかったから」(56.8%)、2位「結婚式だけでなく、新婚旅行も一緒にできるから」(56.1%)、3位「海外挙式に以前から憧れていたから」(50.1%)、4位「多くの人を呼ばなくてすむから」(45.7%)だった。11年から14年の変化をみると、「結婚式だけでなく、新婚旅行も一緒にできる」「親孝行をしたかった」が増加している。
エリア別ではここ数年、「ハワイ挙式」の人気が上昇中だ(08年:49%→14年:63.7%)。ハワイ挙式をした人とハワイ以外で挙式した人の「挙式エリアの選択理由」を比べたところ、ハワイで挙式した人は、ハワイ以外よりも「以前からその国・エリアで結婚式をすることに憧れていた」(28.6ポイント差)、「結婚式だけでなく、それ以外の時間も楽しめる」(23.2ポイント差)、また「親孝行になる」(18.4ポイント差)が高かった。
近年、結婚式を挙げるカップルの「親孝行志向」が高まっているといわれる。親を招いて喜んでもらおうとの思いもあり、親世代にとっても馴染みがあるリゾート地「ハワイ」が選ばれているのかもしれない。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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