【木村隆のマーケット&銘柄観察】エナリスは電力の小売り全面自由化の恩恵を享受する

2014年7月22日 14:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 エナリス<6079>(東マ)の巻き返し相場が期待できる。5月12日に発表した公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しというファイナンス計画が嫌気され、5月19日には1122円の年初来安値を示現した。

 しかし、電力の小売りを全面自由化する「改正電気事業法」が、6月11日の参議院本会議で成立したことをきっかけに、買い人気が復活し、6月12日には2074円の戻り高値に進んだ。「改正電気事業法」は、電力の小売りを全面自由化する法案で、同社の電力小売り分野での展開に関心が高まったもの。

 現在は買い人気一巡から一服場面に入っているが、同社が活躍場を迎えるのはこれからだ。今年の4月に「第4次エネルギー基本計画」が閣議決定され、2020年までを安定的なエネルギー需給構造を確立するための集中改革実施期間と位置づけ、明確な方向性が示された。電力小売りの全面自由化後には、発送電分離による市場開放に向けて法整備も進められているほか、再生可能エネルギーの導入目標も盛り込まれ、同社が主戦場とするエネルギー分野の需給構造の変化が進むと予想されている。強いフォローの風はなお継続する方向にある。

 需要家のニーズに従って複数の電力会社から電力を調達し、電力購入者に最適な電源選択を提供する電力販売スキーム「電力代理購入サービス」が伸びている。電力会社の値上げで影響を受けている需要家のニーズは強く、今後は販売地域を広げる方針で、ストック型ビジネスゆえに、売り上げ、利益の積み上げとともに収益はかさ上げしていくことになる。

 今2014年12月期は、売上げ434億3300万円(前期101億7700万円)、営業利益22億400万円(同7億4000万円)の大幅増収益見通しにある。

 8月7日に6月中間決算の発表が予定されており、再び好業績見直し相場を引き付けるきっかけになりそう。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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