【編集長の視点】ウエストHDは高値更新後にもみ合い、業績上方修正・増配も利益確定売りが交錯

2014年7月15日 10:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ウエストホールディングス <1407> (JQS)は、寄り付きに19円高の1749円と3営業日続伸し、連日の年初来高値更新となったが、寄り付き高後は142円安の1588円と急落、もみ合いを続けている。前日14日大引け後に今8月期第3四半期(3Q)決算の開示に合わせて、8月通期業績の上方修正と期末配当の増配を発表、割安として太陽光発電の再生エネルギー関連株買いが増勢となったが、25日移動平均線からは約10%も上方かい離しているだけに、利益確定売りが交錯している。

■産業用太陽光発電システムの売上総利益率が計画を上回る

  8月通期業績は、期初予想より売り上げを126億1100万円引き下げたが、逆に経常利益を6700万円、純利益を7億2000万円それぞれ引き上げ、純利益は、52億4000万円(前期比67.8%増)と前期の過去最高を連続して大幅に更新する。売り上げは、産業用太陽光発電システムやメガソーラーが好調に推移したものの、個人向け住宅用太陽光発電システムが、消費税増税や住宅用太陽光発電導入支援補助金の終了などの影響で下ぶれ下方修正となった。一方、利益は、産業用太陽光発電システムやメガソーラーの売上総利益率が計画を上回ったことで上方修正され、純利益は、過年度に減損損失を計上した賃貸用不動産の売却や将来減算一時差異に係る回収可能性を見直し税金費用が軽減されることで大幅上方修正された。

  配当は、期末配当を期初の30円から50円に増配、株式分割(1対2)の権利落ち前の前期実績60円に対して実質大幅増配する。

■PERは8倍台、配当利回りは3.1%と一段と割安に

  株価は、昨年8月末に2920円で株式分割(1対2)の権利を落とし、分割後安値1152円で再三にわたって下値を試し、今期第2四半期(2Q)累計業績が、期初予想を上ぶれて着地したことをキッカケに上昇転換した25日移動平均線を支持ラインに下値を切り上げ、前日には7月13日に投開票された滋賀県の知事選挙で、原発依存度を段階的に引き下げる「卒原発」を掲げた候補者が当選したことも加わり上値を伸ばした。PERは、今回の業績上方修正で8倍台、配当利回りも、増配で3.1%と一段と割安になるだけに、目先売り一巡後の再騰展開も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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