【木村隆のマーケット&銘柄観察】ペプチドリームは株価復元力に注目、今期の業績急向上を先取る

2014年7月2日 09:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ペプチドリーム <4587> (東マ)は株価の復元力の強さを見直したい。6月30日に前2014年6月期の決算について減額修正した。それも営業利益は従来の7億1800万円を1億9600万円(前期1億6000万円)に引き下げる、大幅な原減額である。ところが株価はそこを契機に急反転、急ピッチの戻り相場に転じてきている。

  減額は現在獲得しているリード化合物2件を前期中にライセンスする計画だったが、アライアンス先からの通知がなく、リード化合物をライセンスアウトすることにより得られる売上高の計上(創薬開発権利金売上の計上)が今期以降にずれ込むことが要因。

  リード化合物のライセンスは、一般的にライセンス予定先の製薬会社(クライアント)において動物実験等を経て、臨床治験の開始の目処が立った時点で同社に通知される。リード化合物が目指す疾患分野は非常に大きな市場であり、臨床治験の準備をするための時間が予想していたものより、かなりの時間を要するものであったと推察されている。このライセンスについては期ずれということになり、今2015年6月期以降、業績に寄与してくる。減額修正の幅が大きかった分、今期の業績も急向上する見込みだ。

  同社は、特殊ペプチド医薬に特化した事業を展開している。「特殊ペプチド」とは、生体内タンパク質を構成するアミノ酸のほかに、特殊アミノ酸と呼ばれるD体のアミノ酸やNメチルアミノ酸等を含んだ特殊なペプチドである。独自の創薬開発プラットフォーム技術(PDPS)は、アンメット・メディカルニーズ(未だ有効な治療方法がない医療ニーズ)をはじめ、多くの疾患に対して効果的な治療薬を創出できる可能性を秘めている。

  株価は足元の悪材料を織り込み、視線はあくまでも中期的な成長性に合わされている。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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