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購入した本の電子版を無料閲覧できるサービスが広がる
*16:51JST 購入した本の電子版を無料閲覧できるサービスが広がる
レンタルDVD・書籍販売大手の「TSUTAYA(ツタヤ)」を展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」と、凸版印刷<7911>子会社の電子書籍サービス会社大手の「ブックライブ(BookLive)」は30日、都内で共同記者発表会を開催し、日本最大の総合書籍プラットフォームの創出を目的に戦略的パートナーシップに基本合意したことを明らかにした。
両社は、ツタヤの店頭で本や雑誌を購入すると同じ本の電子版を無料で読めたり、ツタヤで注文した本が届くまでの間電子版で読めたりするサービスを始める。一度本を購入すれば、紙と電子版双方で読むことができるようになるということだ。
具体的には、BookLiveの無料アプリ(応用ソフト)をスマートフォンやタブレット端末にダウンロードして使う。ツタヤの店舗で購入する際、「Tポイントカード」を提示すると、購入情報がBookLive側に登録され、端末に自動で電子版がダウンロードされる。本によって無料または割引価格で提供する。また、本を注文した際も、手元に届くまでの間、無料で電子版を提供する。この場合、本が届くと電子版は無効になる。ツタヤとBookLiveで購入した書籍を格納する共通本棚も構築し、紙と電子を一元的に管理できるようにする。
このサービスを提供するためには、出版社から電子版への無料提供の承諾を得る必要があるため、現時点では具体的なタイトル数や価格は発表できる段階ではなく、両社は出版社などと協議し年内をめどにサービス開始を目指すという。
両社は、今後、資本提携や人材交流も検討し、BookLive株主の凸版印刷、三井物産<8031>も支援する。また両社が構築したこれらの総合書籍プラットフォームは他の書店や電子書籍サービスにも開放して広く参加を呼びかけていく考えだ。
ツタヤではツタヤの書店にカフェを併設したり、ツタヤの書店やカフェなどを併設した図書館を運営したりするなど書籍市場の活性化に注力している。
今回の両社の取り組みは、出版社からの承諾を得ることや購入した本を新品のまま売ったりすることへの対処など課題はあるが、自宅で読んでいた本の続きを外出中にスマートフォンやタブレット端末で読むことができるようになることは本の購入者にとっては魅力的で、今後このサービスが広がっていけば書籍市場拡大の糸口にはなるのではないだろうか。《YU》
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