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日経平均は大幅続伸も資金の逃げ足が速い状況には変わりなく/ランチタイムコメント
*12:10JST 日経平均は大幅続伸も資金の逃げ足が速い状況には変わりなく
日経平均は大幅に続伸。204.41円高の15366.51円(出来高概算13億株)で前場の取引を終えている。注目された6月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業DIがプラス12と、3月の前回調査から5ポイント下落し、6四半期ぶりに悪化した。駆け込み需要の反動減は想定されていたが、足元ではプラス15との見方もあっただけに、予想を下回る状況のなかで売られる局面もみられた。
しかし、寄り付き直後につけた15145.87円を安値に、その後は月初で年金資金とみられる断続的な買いにより切り返しをみせると、その後も上げ幅を広げるなか、一時15400円に迫っている。セクターでは東証33業種すべてが上昇しており、東証1部の騰落銘柄は値上がり数が7割を占めている。
規模別指数をみると大型、中型、小型株指数ともに偏りなく上昇しており、インデックスに絡んだ資金が幅広い銘柄に入っているようである。中国の6月の製造業PMIが予想通りだったことも安心感につながったとみられる。
一方、ウクライナ東部でロシア国営テレビの記者死亡との報道やポロシェンコ大統領は1日未明、テレビ演説し、同国東部の親ロシア派武装勢力に対する停戦を中止し、攻撃を再開すると発表したと伝えられている。地政学リスクが警戒されるなかでの上昇でもあり、参加しづらい状況ではある。
そのため、インデックスに絡んだ商いによってトレンドは強含みとなるものの、次第に様子見ムードも強まりそうである。ノンバンク株は麻生財務相発言が嫌気され急速に値を消すなど、資金の逃げ足が速い状況には変わりなく、材料系の銘柄などは手掛けづらくなりそうだ。(村瀬智一)《FA》
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