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【木村隆の相場展望】7週連続買い越しの信託銀行、外国人投資家も日本株見直し、相場の基調は強い
【木村隆の相場展望】(6月23~27日)
株式市場は、ただ過熱感だけが心配な状況で、6月第4週も堅調な地合いを引き継ぐと思われる。日経平均は20日に一時1万5400円台を回復し、1月24日以来、約5カ月ぶりの高値水準を付けた。
今回の上昇相場の特徴は上げに転じるきっかけがなかったこと。株価の上昇を見て投資家が出遅れとの認識を強め、相場に相次いで参戦している。年金勘定とみられる信託銀行の買いは、6月第2週も892億円に達し、5月第1週以降、7週連続の買い越し。
日本の投資家の買いが活発化してきたことで、海外投資家も日本株見直し機運を強め、6月第2週は1412億円買い越した。2週連続の買い越しである。マザーズ市場、ジャスダック市場の活況を映し、6月第2週は個人の信用買いも421億円の買い越しで、4週ぶりの買い越し。
これだけの需給の好転を見れば株価は本格的な上昇トレンドに乗っていると言えそう。唯一心配なのは短期筋の売り仕掛け。6月第2週は裁定買い残は21億5500万株と前の週に比べ7990万株減少した。裁定解消売りが出たことを示している。ただ、第3週に入っては16日こそ解消売りを引き継いだものの、17,18日は再び裁定積み増しの動きに転じている。裁定買い残が増加傾向を強めるようだと、株価の上げピッチも加速の方向が予想される。(株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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