想定内の売り買い交錯、ソフトバンクを睨みながらの展開に/ランチタイムコメント

2014年6月4日 12:00

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記事提供元:フィスコ


*12:00JST 想定内の売り買い交錯、ソフトバンクを睨みながらの展開に
 日経平均は小動き。5.37円安の15028.88円(出来高概算10億7000万株)で前場の取引を終えた。3日のNY市場は利食いから反落だったが、米国の4月製造業受注指数が市場予想を上回ったことから長期債利回りの上昇を受けてドルが買われていることが材料視された。シカゴ先物清算値が大阪比30円高の15060円、朝の外資系経由の売買動向が連日で買い越しだったことも安心感につながり、小幅に続伸で始まった。
 ただし、急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されているほか、節目の15000円回復でいったんは達成感が意識されるなか、その後は売り買いが交錯。日経平均は寄り付きの15067.41円を高値に、その後は15000円を割り込む局面をみせている。セクターでは、鉄鋼、保険、空運、情報通信などが堅調。半面、パルプ紙、金属製品、精密機器などが利食いに押されている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり716に対して値下がり904、変わらず189と、若干値下がり数が上回っている。規模別指数では大型、小型が小幅に上昇、中型株指数のみが下げている。
 一先ず想定内の売り買い交錯といったところであろう。ソフトバンク<9984>が強い値動きをみせており、市場のムードは悪くないとみられる。また、ミクシィ<2121>が下げているが、それでも前日の高値圏での推移であり、依然として強いトレンドが継続している。他のゲーム関連の一角が堅調なほか、LINEの上場観測報道を受けて関連銘柄への物色にシフトしており、リスク許容度は拡大しているとみられている。
 米国では週末の雇用統計の前哨戦となるADP雇用報告の発表が予定されており、結果を見極めたいとする流れから上値追いは慎重になりやすい。ただ、個人主体による物色は活発であり、リスクを避ける流れからも、よりネット関連などの中小型株にシフトしやすいだろう。引き続き、ソフトバンク<9984>とミクシィ<2121>を睨みながらの展開になりそうだ。(村瀬智一)《FA》

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