ナイジェリア女学生拉致事件を受け、ロック界の大物たちが結集

2014年5月14日 18:28

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記事提供元:Billboard JAPAN

ナイジェリア女学生拉致事件を受け、ロック界の大物たちが結集

 ロック界の大物たちが、世界の児童奴隷問題との戦いを支援するため力を合わせて一枚のアルバムを制作することが明らかになった。

 ナイジェリアのテロリスト・グループ、ボコ・ハラムが、誘拐した300人近くの女子学生を奴隷として売り飛ばすと脅迫している事件をうけ、アルバム『セット・ゼム・フリー(Set Them Free)』には、エアロスミスのスティーヴン・タイラー、スラッシュ、ジャーニーのニール・ショーンとアーネル・ピネダ、ジョー・ボナマッサ、ハート、ジュリアン・レノン、グレン・ヒューズ(元ディープ・パープル、ブラック・サバス、トラピーズ)、元フリーのアンディ・フレイザーらがカバーしたポリスやスティングの曲がフィーチャーされる。同アルバムは、世界中の児童奴隷を廃止させようと訴える新たな非営利団体“Rock Against Trafficking(R.A.T.)”の設立をサポートするもので、同団体の設立者であるゲイリー・スチュワートがプロデュースを手掛ける。また、ニール・ショーンがビルボードに話したところによると、9月にイギリスでコンサートを行なう話も出ているそうだ。

 同プロジェクトのためポリスの「シンクロニシティII」をピネダと一緒にレコーディングしたショーンは、「このレコードにはあらゆる種類のアーティストが参加していて、それぞれ異なるバージョンの曲が収録される。うまく行けばライブを行ない、慈善目的でたぶん録画もされるだろう」と語っている。

 R.A.T.のスチュワートは声明にて、「現在、2700万人の人々が奴隷であり、人身売買の被害者のうち80%は女性と女児達です。50%が未成年で、毎年200万人の子ども達が世界で性的取引に利用されています。我々は音楽を通じて変化をもたらすため、確固たる信念のもと団結しています」とコメント。広報責任者のジョン・シェイヤーは、「我々のゴールは、世界中の人々が団結し児童人身売買を止め、子ども達を家に帰すためのこの心を込めた努力に参加してもらうことです」としている。

 同アルバムのリリース日およびトラック・リスト他の詳細については、近々発表されるという。

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