JINS、疲労度や眠気を測定できる高機能メガネ「JINS MEME」を開発

2014年5月14日 11:36

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「自分を見る」をコンセプトにしたセンシング・アイウエア「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」

「自分を見る」をコンセプトにしたセンシング・アイウエア「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」[写真拡大]

  • 開発中のアプリの画面イメージ。

 ジェイアイエヌは13日、アイウエアブランド「JINS」から、「自分を見る」をコンセプトにしたセンシング・アイウエア「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」を2015年春に発売すると発表した。眼球の動きを計測し、スマートフォンアプリで装着者の疲労状況や眠気などを確認できるという。

 同社によると、「JINS MEME」は、これまでアイウエアの中心的役割であった「外を見る」という機能からの転換に挑戦した製品。約4年の歳月かけて開発したという。

 本体には産学共同で開発した三点式眼電位センサーを搭載しており、眼球運動にともなう眼の周りの電位差を検出して、八方向の視線移動とまばたきのリアルタイム測定が行える。

 測定してデータは、スマートフォンの専用アプリを通じて、(1)オフィス、(2)ドライブ、(3)フィットネスという3つの場面に応じて表示できる。

 オフィスでは、眼球の動きから、作業による疲れや集中度を割り出すことが出来る。疲労度は、同社が独自に開発した疲労指数「me(Mental Energy)」によって可視化し、分かりやすく把握できる。

 ドライブ時は、眠くなった時に特有の眼球の動きを独自のアルゴリズムで感知し、ドライバーに注意を促す機能の構築を目指しているという。

 フィットネスの場面では、フレームに内蔵された六軸(加速度・角速度)センサーによって頭部の微細な動きをとらえる。腕に装着するリストバンド型の測定デバイスに比べて、より正確に歩数カウントや活動量の計算が行えるという。また、専用のアプリで、ランニングや走行中の体の傾きやブレをリアルタイムに把握できるため、体軸や体幹を意識したトレーニングにも役立てやすいという。

 2014年秋には、APIも公開する予定。

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