NYの視点:ルー米財務長官の中国訪問中はリスクオンか

2014年5月13日 07:02

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:03JST NYの視点:ルー米財務長官の中国訪問中はリスクオンか

ルー米財務長官は11-13日に中国を訪問している。長官はこの訪問で、たとえ経済が停滞したとしても人民元の価値を市場に決定させる政策に移行し、経済改革の延期を回避するよう中国政府に要請していく方針。同時に、現在緊迫化しているウクライナ情勢絡みで米国が経済にも影響を与えるような対ロシア制裁を強化していく中、中国がロシアの新たな資本源になるようなことにならないよう説得することが目的となっているようだ。

プーチン・ロシア大統領は、欧米の制裁が響きロシア経済が景気後退に陥らないために中国の資本も受け入れる計画だという。ルー米財務長官は「ロシアがウクライナの主権を侵害することは容認できず、我々や世界の他の諸国が制裁措置を導入する中、逆の行動が行われないことが重要だ」と訴えた。

ルー米財務長官が中国を訪問している今週、中国政府は断固とした姿勢を米国に証明するため更なる改革を発表する可能性がある。実際、ルー長官の訪問を控えて中国の国務院(内閣に相当)は資本市場改革を推進する方針を発表。より効率的な資本配分を促進するとともに、海外投資を拡大させ、市場の透明性向上を目指していくことを表明した。中国の改革は世界経済への先行き見通しを改善させ、リスク資産への投資を活発化させると考えられる。《KO》

関連記事