携帯・PHS各社、5月から絵文字の数と種類を統一

　NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの携帯電話会社5社とウィルコムは24日、5月以降に順次、キャリアメール及びショートメッセージサービス（SMS）の絵文字の数と種類を統一すると発表した。

　絵文字には各キャリアで独自のデザインのものが使用されている。そのため、これまでは異なるキャリアの相手に絵文字を送信する場合は、その絵文字のデザインに近いものに自動変換された上で送信されていた。

　しかし、相手先のキャリアに類似したデザインの絵文字がない場合には、変換できずに「＝」と表示されたり、フライパンの絵文字を送信した場合に「フライパン」という文字に変換されて表示されたりする例もあった。また、絵文字が送信者の意図しないデザインのものに変換され、相手に誤解を招く場合もあった。

　そこで、6社で協議し、絵文字を国際的な文字コード「Unicode」に対応させ、絵文字の種類と数を統一することにした。これによって、各社で絵文字のデザインは異なるものの、送信者が意図しない表示に変換されることはなくなるという。（記事：松本 茂樹・記事一覧を見る）