【アナリスト水田雅展の銘柄分析】大和小田急建設は、好業績や割安感を評価して3月高値目指す

2014年4月23日 09:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  中堅ゼネコンの大和小田急建設 <1834> の株価は急騰した3月高値から反落したが、足元で切り返しの動きを強めている。短期調整が一巡したようだ。中期的に事業環境は良好であり、好業績や割安感を評価して3月高値を目指す展開だろう。

  大和ハウス工業 <1925> と小田急電鉄 <9007> が主要株主の中堅ゼネコンで、マンション建築、宅地開発、鉄道関連などの工事などを主力としている。公共インフラ補修・更新工事、マンション・鉄道関連耐震化工事、都市再開発、20年東京夏季五輪関連、リニア中央新幹線関連などで中期的に事業環境は明るい。

  前期(14年3月期)業績見通し(非連結に移行、2月28日に売上高を減額、利益を増額)は売上高が590億円(前期連結は633億95百万円)、営業利益が12億円(同2億61百万円)、経常利益が15億円(同2億35百万円)、純利益が9億円(同1億98百万円の赤字)としている。完成工事総利益率の改善が牽引し、不動産事業で販売用不動産の販売額が想定を上回ったことも寄与して実質的に大幅増益見込みだ。今期(15年3月期)も高水準の受注残高や選別受注などの効果で完成工事総利益率の改善が期待される。

  株価の動き(4月1日付で単元株式数を500株から100株に変更)を見ると、前期利益予想と配当予想の増額修正で動意付いた3月高値329円から利益確定売りや全般地合い悪化の影響で反落した。しかし4月11日に付けた直近安値260円から急反発して、4月17日には306円まで戻す場面があった。短期調整が一巡して切り返す動きだろう。

  4月22日の終値284円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS41円46銭で算出)は6~7倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間7円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前々期の連結ベースの実績BPS527円14銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から急反発してサポートラインを確認した形だ。また日足チャートで見ると足元で25日移動平均線を回復した。指標面には依然として割安感が強く、短期調整が一巡して3月高値を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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