日経平均は大幅続伸、日米ともに目先底確認からのリバウンドに期待

2014年4月16日 16:19

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記事提供元:フィスコ


*16:19JST 日経平均は大幅続伸、日米ともに目先底確認からのリバウンドに期待

16日の日経平均は大幅続伸となり、420.87円高の14417.68円(出来高概算20億5000万株)で取引を終えた。15日の米国市場の上昇のほか、米インテル、米ヤフーが決算を受けて時間外で上昇した流れを引き継ぐ格好となった。とりわけヤフーの決算でアリババの好業績が確認されたこともあり、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>が急伸し、相場のけん引役となった。

前場半ばには財務相発言として、「GPIFが6月から動くので外人投資家が動く可能性」と伝わると、先物主導で上げ幅を広げている。その後も注目された中国の1-3月GDPが予想通りだったことが安心感につながっている。さらに、アリババがIPOに向けて早ければ21日にも目論見書を提出と報じられると、これがソフトバンクの一段高につながった。東証1部の値上がり数は1700を超え、全面高商状だった。

米国では米インテル、米ヤフーの時間外の上昇によるインパクトから続伸が期待される。これを先取りする格好での上昇となった面はありそうだが、一先ず日米ともに目先底を確認した格好からのリバウンド入りになりそうである。ただ、週末はグッドフライデー(聖金曜日)で祝日となるなか、明日辺りはやや神経質な展開にもなりやすいだろう。

もっとも、ソフトバンクの急伸によって中小型株などへの物色も活発となり、調整が長期化していたネットやバイオ関連への見直しに向かわせる展開に期待したいところである。《KO》

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