日本株見通し:日銀会合通過で押し目タイミング、好決算銘柄にも注目

2014年4月9日 08:50

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記事提供元:フィスコ


*08:50JST 日本株見通し:日銀会合通過で押し目タイミング、好決算銘柄にも注目

9日の東京市場は弱含みの展開になりそうだ。8日の米国市場では自律反発の流れからハイテク株などに買い戻しの動きがみられ、ダウ、ナスダックともに上昇した。米株の下げがいったん止まったことは評価されるが、一方で日銀の追加緩和への期待が後退するなか、為替市場では円が買われ、シカゴ日経225先物清算値は大阪比235円安の14355円だった。これにサヤ寄せする格好から、売り優勢の展開になろう。

日銀の黒田総裁は金融政策決定会合後に会見し、消費増税後も緩やかな回復を続けるとの考えを示した。また、現時点では追加の金融緩和は考えていないと強調。その上で、必要であれば調整を行うスタンスに変わりはないと繰り返し述べている。

市場では現状維持は織り込み済みであり、追加緩和についても7月がコンセンサスとなっている。ただ、4月30日の展望リポートを受けて追加緩和に踏み切るとの期待も根強かったこともあり、円買いにつながったようである。とはいえ、7月がコンセンサスであることを考えれば、連日のギャップ・ダウンによって値ごろ感からの押し目拾いのタイミングも意識されてくる。

また、米国では非鉄大手のアルコアを皮切りに決算シーズンに入ったが、予想を上回る決算発表により、時間外で上昇している。調整への警戒は払拭されていないものの、日本でも今後本格化する決算への期待が高まりそうである。8日は30社以上の企業が決算を発表し、10社以上で業績修正が発表されている。相場全体の地合いに左右させられやすいなか、好業績銘柄などへの冷静な対応が必要だろう。《TN》

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