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【木村隆のマーケット&銘柄観察】PALTECは3月中間決算が急回復を果たす
PALTEC <7587> (JQS)は今でこそ低調な動きだが、時間の経過とともに見直し人気が盛り上がっていく方向が予想される。2月12日に発表された前2013年12月期決算は、売上げ176億1100万円(前々期比33.1%増)、営業利益7億7200万円(前々期3億1700万円の損失)と好調な決算だった。
ただ、今2014年12月期については、売上げ190億円(前期比7.9%増)、営業利益5億2000万円(同50.6%増)の増収減益見通しが明らかにされた、この表面的な数字がそのままマーケットに投影され、株価が調整に入るきっかけになってしまった。
しかし、今期については実質的に前期比増益との見方が可能。そうした実態が明らかになることが予想される、今12月期の第1四半期の決算をきっかけに見直しの流れが起きる可能性が強そう。
今期は、半導体事業が、医療機器、放送機器、計測機器、FA(ファクトリーオートメーション)等の産業機器及び通信インフラ、スマートフォン等の携帯情報端末など、幅広い分野での販売増が想定される。
デザインサービス事業においては、医療機器、放送機器、通信機器等の分野での設計受託を増加させる一方、自社製品の開発・販売、ODM(発注元企業のブランドで販売される製品を設計するだけでなく、製造も行うこと)事業等にも取り組んでいく。
それにも関わらず今期が減益となるのは、円安メリットを全く考慮していないため。前期は、ドル円相場が円安に進行したことにより、為替メリットが3億3600万円発生している。それを外した前期の実質営業は4憶3600万円。従って今期の営業利益は前期を上回るとの見方も十分に可能である。現在のPBR0.6倍は割安感を一段と増長するものである。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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