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日本の特技“海外文化の模倣と改良”は奥深い! ハンバーガーからジーンズまで…海外メディア評価
アメリカの文化を模倣して日本なりの改良をした製品が、昨今海外で話題になっている。米情報サイト『Smithsonian.com』は、特に日本におけるアメリカ文化について取り上げ、模倣と改良について論じた。
【海外文化の模倣と改良】
『Smithsonian.com』は、日本におけるアメリカ文化には、世界に類を見ないほどの存在感があると論じている。ファストフードのフランチャイズやチェーン店、ポップカルチャーの模倣といった表面的な文化だけではなく、深部から選りすぐった要素が見られると指摘する。
日本には海外の文化から本質的な要素を抽出し、日本風に作り変える能力があるという。フロリダ大学で日本史を教えるサラ・コブナー氏は、「日本では何かを探求する場合、熟達することが目的となる。その意識は伝統的な芸能、原宿の若者の服装、日本各地のレストランにも共通している」、との見方を語った。
文化の模倣が一時の流行や派生的なものであると評するのはたやすいが、日本におけるアメリカ文化はアメリカ国内における同文化よりも、理解・評価され洗練されている、と『Smithsonian.com』は論じている。模倣された文化側に、外国の視点を通して自分たちの文化を再認識する機会を与えている、と評価した。
【アメリカ文化への理解と敬意】
『Smithsonian.com』では、日本人のアメリカ文化への理解を示す具体的な例を挙げている。大阪のバー『Rogin’s Tavern』のマスターである巽誠一郎氏は、25年前、古いバーボンを探し求めて精力的にアメリカを旅した。意外にもアメリカ国内では、古いバーボンの価値が認識されるようになったのはごく最近のことだという。
岡山の舘野高史氏が開設した『Workers』では、1900~1960年代アメリカの作業服を製作している。同氏はアメリカの職人が、世界で最も豊富な知識と最高の技術を持っていた時代に作られた衣類と評価する。当時使われていたのと同じ道具を使うことにこだわり服を再現している。『Smithsonian.com』はこの年代が、今のアメリカにはない理想の労働者社会だった、と指摘する。
東京にあるハンバーガー店『7025フランクリン・アベニュー』の松本幸三オーナーは、アメリカのBBQで食べたハンバーガーをきっかけに、レストランをオープンした。「アメリカで出会い、日本に持ち帰ってきたかったもの」を、店で提供しているという。
【マック「さくらてりたま」】
『Smithsonian.com』は、どこでも何でも手に入るようになった現代社会では嗜好、文化、料理のグローバル化が進んでいる、と論じる。しかし日本のアメリカ文化はそれだけに留まらず、アメリカ人ですら気付かないアメリカ文化の素晴らしさを引き出しているという。
情報サイト『Kotaku』では、マクドナルド春の新商品「さくらてりたま」を取り上げた。ピンク色のパンに賛否両論のコメントが寄せられている。
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※この記事はNewSphereより提供を受けて配信しています。
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