【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ワークマンは2月高値に接近、好業績を評価して上値試す展開

2014年3月25日 09:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  作業服店チェーンのワークマン <7564> (JQS)の株価は2月の昨年来高値に接近している。全般地合い悪化の影響は限定的のようだ。今期(14年3月期)好業績を評価する流れに変化はなく、上値を試す展開だろう。

  ワーキングウェアや作業関連用品などの大型専門店チェーンをFC中心に展開している。ローコスト経営が特徴であり、他社との差別化戦略としてEDLP(エブリデー・ロー・プライス)商品を強化している。今期第3四半期累計(4月~12月)チェーン全店売上高のEDLP商品比率は45.8%で、前年同期に比べて3.2ポイント上昇した。13年12月末時点の店舗数はFC店619店舗、直営店106店舗、合計1都2府36県下に725店舗を展開している。中期的には22年3月期に全国1000店舗、28年3月期に全国1300店舗を目指している。

  今期の業績(非連結)見通しは前回予想(4月30日公表)を据え置いて、チェーン全店売上高が前期比6.0%増の676億90百万円、既存店売上高が同3.8%増、営業総収入が同5.8%増の476億90百万円、営業利益が同8.2%増の80億円、経常利益が同7.4%増の90億60百万円、純利益が同6.9%増の53億90百万円としている。新規出店25店舗およびS&B2店舗として出店エリアも拡大する。

  新テレビCM放映効果、新規出店効果、EDLP商品の構成比上昇効果、竜王流通センター稼働による西日本エリアの物流効率化効果などで増収増益の見込だ。第3四半期累計(4月~12月)の進捗率は売上高が77.5%、営業利益が80.7%、経常利益が80.4%、純利益が75.7%と高水準であり通期増額の期待が高まっている。

  月次売上高(FC店と直営店の店舗売上高合計、前年比速報値)動向を見ると、14年2月単月は全店116.3%、既存店114.1%、13年4月~14年2月累計は全店106.4%、既存店104.0%である。14年2月は太平洋側を中心とする記録的な大雪の影響で雨具類や防寒商品が急伸し、既存店は13年10月の107.8%大きく上回り今期最も高い伸び率だった。こうした好調や消費増税前の駆け込み需要などを考慮すれば通期増額の可能性が高いだろう。

  株価の動きを見ると、2月中旬に4000円近辺の上値フシを突破し、2月24日の昨年来高値4470円まで上値を伸ばした。その後一旦は利益確定売りで3月3日の4055円まで反落する場面があったが、素早く切り返しの動きを強めている。3月17日と3月19日には4400円まで上伸して2月高値に接近した。好業績を評価する流れに変化はないだろう。

  3月24日の終値4230円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS264円20銭で算出)は16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間75円で算出)は1.8%近辺、そして実績PBR(前期実績BPS1754円22銭で算出)は2.4倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調だ。上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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