【木村隆のマーケット&銘柄観察】雪印メグミルクは戦略的設備投資を積極化、収益強化を目指す

2014年3月24日 12:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 雪印メグミルク<2270>(東1)はリバウンド後の値固めを経過中だが、来期の増益転換に期待が強まっており、相場もステップアップの局面に踏み込んでいくことが予想される。

 今2014年3月期の第3四半期累計決算は、売上げ4167億6500万円(前年同期比4%増)、営業利益が105億5400万円(同21%減)となった。通期についても、売上げ5400億円(前期比3.3%増)、営業利益125億円(同16.7%減)の見通しを据え置いている。

 今期は、原料価格の高騰、円安の進行、市場競争の激化などが響いている。「雪印メグミルクグループ中期経営計画(2010年3月期~2015年3月期)」で、「乳飲料」「ヨーグルト」「デザート」「ナチュラルチーズ」の4つのカテゴリーで「カテゴリーナンバーワン戦略」を強力に推進してきたが、乳飲料、ヨーグルトナチュラルチーズではトップランクとなり、デザートもシェア2位と健闘している。

 来期は円安の進行も今期に比べればダウンの方向が予想されるほか、「乳飲料」「ヨーグルト」「デザート」「ナチュラルチーズ」の4つのカテゴリーで「カテゴリーナンバーワン戦略」を一段と協力に推進し、売上げ増を図る。

 その一方で、野田工場、海老名工場、京都工場におけるヨーグルトの生産能力増強や、大樹工場のさけるチーズの生産能力増強をはじめ、海老名工場のチルド飲料の第1期工事など段階的に設備投資を行い、将来に向けた成長や生産基盤の強化を着実に実施している。

 海外事業については、今期はインドネシアにおけるプロセスチーズ事業を開始した。今後、現地における生産および販売を軌道に乗せていく方針。そうした状況を踏まえ、新たな中期経営計画の検討を開始しており、持続的な成長へ向かうイメージが株価に影響を与えそう。何といってもPBR0.7倍は割安である。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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