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いすゞ、大型観光バス「ガーラ」を改良
いすゞ自動車が改良して発売する大型観光バス「ガーラ」[写真拡大]
19日、いすゞ自動車は大型観光バス「ガーラ」を改良し、4月1日より全国一斉に発売すると発表した。
主な改良点は二つあり、一つ目は安全機能の強化である。停止障害物や対向障害物に対する衝突被害軽減ブレーキに加え、渋滞中などの低速先行車両に対して衝突回避を支援する機能を新たに追加。室内搭載のカメラで車線に対する車両位置を検出し、逸脱すると警報音と表示で警告する車線逸脱警報の搭載。
画像センサを用いて常にドライバーの顔の向き・目の開閉状態を検知して前方不注意を知らせるドライバーモニターの設置。また、このとき先行車がいる状態では、衝突被害軽減ブレーキの警報・作動タイミングを早期化し、システム連携させることでさらに安全性向上を図る。
本装置は、本年11月から国土交通省が適用を開始する「衝突被害軽減ブレーキの新基準」、2015年8月から適用する「車線逸脱警報装置の新基準」に適合したシステムだ。
二つ目は燃費の向上で、これはエンジン制御の改良により実現した。既に国土交通省の平成27年度燃費基準値+10%を達成済みの低馬力(360PS)車に加え、高馬力(450PS)車でも平成27年度燃費基準値+10%を達成。
これにより平成21年基準低排出ガス車認定と合わせて、同車の全長12m車は全て現行エコカー減税において、新車購入時の自動車取得税および自動車重量税免税対象になる。
価格は3,769万1,000円(税抜き本体価格)。年間400台の販売を見込む。(記事:松平智敬・記事一覧を見る)
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