【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ノアは一旦は底打ち、きっかけ次第で反発

2014年3月19日 09:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  LED照明機器商社のノア <3383> (名セ)の株価は安値圏で軟調展開だが、3月4日に付けた安値で一旦は底打ちした可能性がありそうだ。きっかけ次第で反発の動きが期待される。

  LED照明機器の販売を主力として、太陽光パネルなど環境商材の販売も展開している。主力のLED照明機器事業では、得意とする高所照明市場で街路灯や防犯灯など官公庁入札案件への取り組みを強化している。

  今期(14年6月期)業績(非連結)見通し(2月19日に新たな見通しを公表)は、売上高が前期比5.3%増の3億20百万円、営業利益が61百万円の赤字(前期は94百万円の赤字)、経常利益が61百万円の赤字(同95百万円の赤字)、純利益が61百万円の赤字(同71百万円の赤字)としている。

  想定していた既存顧客案件や入札案件の導入計画延期・中止、さらに新規顧客獲得遅れなどで大幅減収だった第2四半期累計(7月~12月)の実績を踏まえ、下期の売上高について保守的に見積もったとしている。期初時点の計画に対しては下振れの形だが、前期との比較で見れば経費圧縮効果で営業赤字幅が縮小する見込みだ。

  なお第2四半期累計末時点で18百万円の債務超過となり、継続企業の前提に関する重要事象等が注記されている。当該状況を解消すべく、LED照明機器販売事業の拡販、新たな環境関連商材の販売、新規事業の開発に加えて、新株予約権の行使および第三者割当増資などによる資金調達などで、債務超過を早期に解消していく方針としている。

  また3月3日には、14年2月の月間平均上場時価総額または月末上場時価総額が所要額(14年3月まで2億円から1.8億円に変更して適用)未満になったと発表している。今後の対応としては、筆頭株主であるNR投資事業組合に対して付与している新株予約権の当事業年度内での行使を要請しつつ、新たな提携先・支援先を早期に模索し、資金繰りの安定化を図るとともに収益基盤の拡充を図っていくとしている。

  株価の動きを見ると、水準を切り下げる軟調展開が続き、時価総額の所要額割れ発表の翌日3月4日には1270円まで下押す場面があった。しかし直後に急反発して3月6日に1690円、3月7日に1691円を付けた。足元は概ね1500円近辺で推移している。3月18日の終値は1471円だった。一旦は底打ちした可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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