日本株見通し:ウクライナと中国懸念が続く、FOMCへの思惑は下支え

2014年3月19日 08:24

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記事提供元:フィスコ


*08:24JST 日本株見通し:ウクライナと中国懸念が続く、FOMCへの思惑は下支え

19日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。18日の米国市場では、プーチン大統領が「ウクライナの分割は望まない」と発言、ウクライナ東・南部への介入拡大への懸念が後退したことが材料視されて上昇。18-19日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)への期待感なども高まったようである。シカゴ日経225先物清算値は大証比25円高の14365円だった。

ただし、ウクライナ情勢に対する警戒がくすぶるなかでは、リスク回避的な動きに向かわせることになろう。中国景気の先行き不透明感なども手掛けづらくさせている。

一方、FOMCへの思惑が下支えとなる可能性がある。債券買入れ額の100億ドルずつの縮小は織り込まれており、市場の関心はフォーワード・ガイダンスの修正があるかに、集中している。利上げ検討を開始する目安としている失業率基準6.5%を引き下げ若しくは撤廃する可能性。ゼロ金利政策の長期化が意識されてくることで米国株式の上昇への見方となり、これが日本株への底堅さにつながろう。

もっとも、18日の東証1部の売買代金が今年2番目の低水準にとどまるなど、模様眺め気分が強い。指値状況の薄いなかを、先物主導によるインデックス売買に左右されやすい。また、短期売買が中心であり、方向感が掴みづらい状況でもあるため、中小型株や材料系の銘柄での値幅取りに向かわせやすいだろう。《TN》

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