【銘柄フラッシュ】ジーダットや神島化学が急伸し不動産株が業種別の値上がりトップ

2014年3月5日 16:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 5日は、三菱地所<8802>(東1)が5.2%高など不動産株が昨日から軒並み高となり、業種別指数では不動産株が値上がり率1位。日銀が一昨日まで連日REIT(不動産投資信託)買い入れを行なったことなどが見直し要因の模様。ウクライナ情勢を巡る警戒感は、ロシア貿易割合が高いとされるJT(日本たばこ)<2914>(東1)が2.9%高、日産自動車<7201>(東1)が0.8%高などとなり、やや後退したとの見方。三井物産<8031>(東1)は1.7%高となり高値更新。精養軒<9734>(JQS)は上野動物園のパンダの繁殖期入りを材料に一時ストップ高。

 昨日マグネシウム電池を材料にストップ高の不二サッシ<5940>(東2)は一時28%高と急伸したものの大引けは上げ一服の0.5%高。代わって神島化学工業<4026>(東2)はマグネシウムを手がけるとされて後場22.9%ストップ高。また、カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)は金沢大学と共同でのがん治療薬開発契約を材料に16.6%ストップ高、バイオ株が動意づきセルシード<7776>(JQG)は10.6%高、DNAチップ研究所<2397>(東マ)は8.9%高。ウェアラブル(着用する)介護支援ロボットを材料に菊池製作所<3444>(JQS)が8.5%高。

 ジーダット<3841>(JQS)は電子部品設計システムなどの回復がいわれて29.6%ストップ高となりJASDAQ銘柄の値上がり率トップ。システム・テクノロジー・アイ<2345>(東マ)はIT技術者などの増員が広がりそうとの見方が言われ19.2%ストップ高。

 東証1部の値上がり率1位は新日本科学<2395>(東1)の11.7%高となり前出のバイオ株物色に乗り出直り急、2位はブレインパッド<3655>(東1)の10.8%高となりビッグデータ解析の拡大などに期待とされて10.8%高、3位はキムラタン<8107>(東1)の10.0%高となり株価10円台のため例外的な動きとされ、4位は日本冶金工業<5480>(東1)の8.4%高となりニッケル大手のためロシア経済に対する不安感がやや後退したとされ出直った。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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