注目銘柄ダイジェスト(前場):ファーストリテ、石川製、ミクシィ、コロプラなど

2014年3月3日 11:34

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記事提供元:フィスコ


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ファーストリテ、石川製、ミクシィ、コロプラなど

ファーストリテ<9983>:35375円(前日比+325円)
買い優勢。米Jクルーの買収に向けて協議を開始したと先週末に伝わっている。シティでは、中長期的な成長戦略などを考慮すると同買収は整合的に映るが、買収金額最大50億ドルはフリー・キャッシュフローや総資産に対して過大に映ると指摘している。指数との連動性が強い銘柄であり、東京株式市場の大幅下落の影響を受ける形にもなっていたが、積極展開を評価する動きから下値では押し目買いが優勢に。

石川製作所<6208>:125円(同+7円)
大幅高。ウクライナ情勢の緊迫化に加えて、北朝鮮の短距離ミサイル発射も確認されるなど、世界的な地政学リスクの高まりを映して、防衛関連の材料株として短期資金の関心が向かう格好になっている。なお、他の防衛関連では、豊和工業<6203>などが買い先行となっている。

大和小田急建設<1834>:310円(同+51円)
急伸。先週末に発表した業績・配当予想の上方修正が買い材料視されている。通期最終利益は従来予想の2億円から9億円にまで増額修正、第3四半期累計では赤字決算でもあったため、想定外の大幅上方修正と捉えられているようだ。工事利益率の改善、販売用不動産の販売上振れに加えて、投資利益の発生も寄与している。期末配当金も従来予想の5円から7円に引き上げている。

アスクル<2678>:3170円(同-330円)
急落。ゴールドマン・サックス(GS)が投資判断を「中立」から「売り」に格下げ、売り材料視されている。目標株価は2400円から2700円に引き上げているもよう。株価の過熱感は強く、カバレッジ内で相対的に下値余地が大きいことが格下げの背景としているようだ。また、Eコマース事業「ロハコ」の成功に関しても楽観視はできずと指摘している。

オリンパス<7733>:3440円(同-90円)
さえない。先週末に今期純損益の下方修正を発表、従来予想の130億円の黒字に対して、収支均衡から40億円の赤字のレンジにまで減額修正している。バイオロジクス事業からの撤退を決定、それに伴う特別損失が150-190億円程度になるもよう。赤字が続いていた事業であり、事業撤退をポジティブに捉える見方が強いようだが、地合いの悪化や為替市場での円高進行など、不安定な外部環境のなかでプラス材料視する動きは限定的。

アステラス製薬<4503>:6272円(同-322円)
軟調。米メディベーションが決算発表後に急落の展開となっている。前立腺ガン薬XTANDIの2014年米国売上見通しがコンセンサスを大幅に下回ったことが嫌気されているもよう。同薬は同社が共同開発先となっており、同社業績への影響なども警戒される状況とみられる。足元では買い戻しもあって上げ幅を広げていたため、その反動による利食い売り圧力なども強まる格好へ。一方、3月末を基準とした1:5の株式分割実施を発表しており、今後の流動性の向上などは期待される状況とみられる。

ジーテクト<5970>:2688円(同+63円)
買い先行。3月31日をもって、1:2の株式分割を実施すると発表したことが好材料視されている。株式分割に伴う最低投資金額の引き下げにより、流動性の向上と投資家層の拡大が期待される格好に。また、同時に今期末配当予想を1株当たり18円から22円へと引き上げると発表しており、株主還元策の強化も前向きに評価されている。


ザイン<6769>:1570円(同+246円)
急伸。米クアルコム子会社に対して、独自技術であるV-by-One HS技術ライセンスを供与したと発表したことが材料視されている。V-by-One HSは、4Kテレビに代表される高精細画像の高速伝送が必要な市場のほか、事務機器やセキュリティ、ロボティックス、アミューズメントなどの広範な分野において、よりスマートで、よりコスト抑制可能な伝送技術と。

ミクシィ<2121>:7040円(同-240円)
反落。先週末に、交流サイト「mixi」の利用者の一部にあたる約1万7000件のIDで、外部からの不正ログインがあったと発表したことが嫌気されている。今回の不正ログインは同社サーバーへのアクセスによるユーザーアカウント情報の流出ではなく、他社サービスから流出または不正取得されたアカウント情報を流用の可能性が高いようだ。

コロプラ<3668>:2790円(同-138円)
大幅反落。同社やミクシィ<2121>、サイバーエージ<4751>、アドウェイズ<2489>など、マザーズ市場では主力のネット関連株の下落が目立っている。2月の急落で需給環境の悪化による影響が燻る中で、外部環境の悪化も重なりあらためて換金売りが膨らんでいるようだ。《KO》

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