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G20は成長率目標を織り込んだ策で合意
記事提供元:フィスコ
*17:39JST G20は成長率目標を織り込んだ策で合意
G20は、事前にIMFが用意した成長率目標を織り込んだ策で合意した。21日に公表された黒田日銀総裁の論文で、「アジア新興国からの資金流出、根本的には成長率低下が問題」としていたことと重ねると、先進国間で成長率を高めることで合意されていたものと考えられる。もっとも、具体策は11月のG20首脳会議。2%の成長率引き上げは、中国やブラジルなどの実現性を考えると、画餅の恐れがある。新興国の不満を抑えることと、インフラ投資や民間の制約を排除する改
革などの推進気運を高める狙いが考えられる。成長率の回復期待が出れば、新興国からの資金流出に歯止めが掛かろう。
また、金融改革の中核的課題の解決を、11月G20首脳会議までに完了することを謳った。課題は、「耐久力のある金融機関の構築」、「大き過ぎてつぶせない問題の解決」、「シャドーバンキングのリスクへの対応」、「デリバティブ市場の安全性を高める」。ルー米財務長官が拘った「国際課税の抜け穴対策」(おそらく、予算教書で触れることになると思われる)は、具体的な報道は無かった。既に、英銀バークレイズが1万2000名、英RBS(ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド)が最大3万人の人員削減を表明。欧州銀はストレステストに向かい、日本では地銀再編などの圧力が高まると思われる。英中銀は「2015年春の利上げ着手」(ウィール金融政策委員会委員)が示されており、出口戦略のステップアップが中長期的に欧米で課題になってくると考えられる。《MK》
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